2009年03月21日
奇跡の弾道を目指して(3)~ノーマル弾道確認
さて、たとえばマルシンのLD-2のバレル先端部みたいなちゃんとしたHOP UPの仕組みを作ろうと思ったら、たとえばバレルの先っちょにヤスリで切り込みを開けてそこにOリングを回すかベロを出すかといった加工でそれなりの成果は出る気がします。
しかしそれだとやっぱある程度の工作精度が要るに違いないし、切り込み方をしくじればほぼパー。やっぱハードルが高いというか、よしんばここで実現できたとしても全国500万チープガンオーナー(ンなにいるのかい)が片手間作業でお手元のチープガンに応用できるようなものにはなりません。
できる限り身近にあるものを使って、なるべく簡単な加工で、少しぐらいの精度のブレがあってもそこそこうまくいっちゃうような、そんな方法を目指して・・・
その前にノーマルな状態での弾道を見ておきましょう。さてコイツにはどんなクセがあるんでしょうか。
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2009年03月20日
魂の苦悩~どうすんだよコイツ。
実は職場にオイラが将軍さまと仰ぐテッポーの大先輩がいまして、この方ときたら十数年前にコンマガ紙上で海外レポートとか書いてた筋金入りのミリマニであったりします。そうやって海外の紛争地域をあれこれ渡り歩くうちに、発展途上国が欧米諸国に搾取される構造を目の当たりにして、そうした虐げられた人々にフェアな貿易の場を提供する道を模索し始め、今はフェアトレードの推進に携わっています。
とはいえお祖父様は関東軍の参謀も経験した帝国陸軍の中将閣下。流れる血はミリタリーでありまして、今もたいへんなコレクションを所蔵され、五十を過ぎてもなお時おり「戦地」にも赴くというツワモノであります。
その師匠にいただいたのがコイツです。ただ、師匠が忙しくて「あとは自分でやってくれ」とのこと。
ということで諸先輩! 教えてください。
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2009年03月19日
急募! いちおしグリップは何よ?
兎にも角にも男と女の仲は99%、性の相性で決まると言っても決して過言ではないのではないかと。
つまりは「具合」でありますよ。これ大事。ほんと大事。器量がいいとか料理がうまいとか、んなこたぁ二の次でして。具合ですよ、具合。
テッポーもそうだと思います。やっぱ具合ですよ、具合。こっちの場合は握り具合。初めて握った瞬間に「これだ!」って感じたテッポー、ありません?
あなたのそんないちおしグリップ、ぜひ教えてください。できればカスタムじゃなくノーマルで。
カッコもいいですけど、ともかく握り具合。握るだけで射精しそうな(女性なら潮を吹きそうな・・・)ヤツ。
ちなみに最近のオイラは右の「幻のPOCKET9」が夜の友ですw
ということで、
4月5日の週は「全国グリップ週間」です。
えぇ、決めました。勝手ですが。
友よ。
この週はグリップの「具合」について徹底的に考えようじゃありませんか。
タグ :グリップ
2009年03月18日
2009年03月17日
最チープ銃の実力(中)~中身編
さて今日は中身をご覧いただきます。チープガンの弾道がなぜチープなのか。その理由が一目でわかる典型的なチープガン構造です。
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2009年03月16日
最チープ銃の実力(上)~外観編
実はすでに当方も「彩色工房」で塗装済みの作品だけは取り上げてはいたものの、あまりに哀しすぎるその弾道のため、性能の類にはいっさい触れてなかったりしまして。そこで今さらではありますが、この最チープとも呼ぶべき逸品をきちんと紹介しておこうと思い立ちました。えぇ、もちろんネタが苦しいからですよw
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2009年03月15日
アレについての経過報告。
いずれにせよ住所・氏名・電話番号まで書いて心からマジメにお訊ねしたのに5日もまったく反応がないということは、警察にとってダイキャストのチープガンなど取るに足らない問題であるのかと勝手に判断したくもなります。ちきしょー。こっちはわざわざブツを使えないようにぶっ壊したのに・・・(泣)。
聞くところによると、法規制はいろいろあっても最後は警察として問題視するかどうかにかかっているんだとか。そういう意味では現実にこのテッポーを金属弾を火薬で撃てるようなブツに改造できるかどうかというと、いちおう金属とはいえあまりに薄っぺらい、しかもモナカ構造のこの筐体ではほぼ不可能でありましょう。むしろマルイのハイキャパをベースにした方がはるかに作りやすいんじゃないかと素人的には思います。
さて、警察からはどんな判断が出るんでしょうか。あるいはずっと黙殺なんでしょうか。
ということで、せっかく「生前」の写真も撮ってあることだし、改めてご紹介しちゃおうかどうか迷う今日この頃であったりします。
2009年03月14日
奇跡の弾道を目指して(2)~単純な仮説
車庫でチープガン塗装の乾燥待ちをしながら、堆く積み上がった箸にも棒にもかからない中華モデルの箱を眺めていたときのこと。
ふと思ったんですよ。そういえば中華チープガンの箱にはよく「HOP UPシステム」なんて書いてあったりするくせに、実際にホップしたものはこれまで1挺もないじゃん。中身を開けてみれば一目瞭然。だってどこにもそんな機構らしいものは組み込まれてないんですから。強いて言えばバレルがやや上向きにくっついてるちょい無理ぽなのがあったぐらいw
よしんばチャンバーでホップ回転をかけてみたところで、むちゃくちゃ精度の悪い樹脂バレルを通って間に回転も無茶苦茶にいじられるだろうし、へたをすればその先にちょっとしたバリやヒケなんかでもあった日にゃ、それこそどんな回転がかかって出てくるかなんて予測がつかないわけですからね。この樹脂バレルという十字架を背負っている限り、精度ともホップとも無縁なんでしょうか・・・
ん?
待てよ。
確かに樹脂バレルはタマにいろいろと悪さをするんだろうけども、そんじゃ
先っちょから飛び出す瞬間に一気に回転をアジャストしちゃったらどうよ?
そういやまもとなエアガンの世界にも、マルシンのLD-2のようにチャンバーとバレルの両方でホップ回転をかける仕組みがあります。いろんな要素もあって命中精度は賛否両論(というより悪評)のようですが、少なくともそういう発想はプロの中にもあったわけですね。
ともあれ樹脂バレルの先っちょまではどんなイビツな回転を強いられてきたところで、最後の最後で強制的にアジャストしちゃえばけっこう回転も安定してまっすぐ飛ぶんじゃないの? そりゃ相応にパワーは落ちるでし、そこまでにかかっていたイビツな回転が強すぎたらけっきょくその回転力を落とし切れないでしょうし。
それ以前の問題として、開発者であるオイラがまともな国産エアガンとなるとメンテのための基本的な分解しかできず、ちゃんとしたテッポーのホップ機構など開けて見たこともないというこの哀しい事実w。このド素人がどうやってそんなことを実現するか。理屈ではわかっても実際のブツがどうなってるのか想像もつきません。
しかし逆に考えてみると、こんなド素人にさえ簡単にできるほど工作精度を必要としないシンプルなものにすれば、弾道のヒドさゆえ棄てられかけているチープガンたちを救うことができるかもしれない・・・つか、そんな簡単なモノならすでにどこかのメーカーがやってるはずですがw
ともあれ思いつくままやってみたもん勝ちな気がしてきました。
何しろここは「チープガン魂。」ですから。
2009年03月13日
ロング弾道チェック
しかし今週ご紹介してきたP207のようにびっくりするほどまっすぐ飛ぶモデルもあります。長物系なんかは比較的そうですね。名銃「A-95」も貧弱なパワーではあるものの、さすがにバレルが長い分だけ弾道はまっすぐです。
さてその弾道ですけでも、どうやって見ているかと言いますと・・・
我が家は川の土手に面してまして。人のいないのを見計らって3階のベランダから人知れず撃ってみるんざます。もちろん人に見られないよう、サッシを開けてその隙間からこっそりと。幸い視力は両眼とも1.5ありますので、長い放物線を描いて落ちるあたりまで目視で追うことができます。ちなみに環境に配慮して0.2gのバイオ弾を使用します。
それにしても、こうやって長い距離を撃ってみるとですね、金属バレルのエアガンというのはもれなく気持ちよくまっすぐ飛んでいくんですよ。思うに中華チープガンも性能の悪さもしょせんは樹脂バレルとマズルのタイトさだけに起因するのではないかと。
2009年03月12日
長けりゃいいのかよ!~(4)ヒミツのメカニズム
さてその性能のヒミツはただバレルが長いことだけなんでしょうか。
開けてみましょう。 続きを読む