2010年02月22日
チープの鏡
そして何より、「なんちゃって」なかわいらしさがなくちゃなりません。あのテッポーに似ていながらあのテッポーになりきれない、そんなケナゲなかわいらしさが。
そんなヒケもたっぷりのなんちゃってボディに、微笑ましいまでの差別化の努力。
まっすぐ飛ばないとわかっているのに、ついつい手が出る300円♪
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2010年02月15日
Gの感触。

まことに昨今はどのモデルにもどこか唸らされる箇所がありまして、すべて笑い飛ばせるようなチープらしいチープを捜す方が難しくなってます。何だかチープと呼ぶのが申し訳ないようなブツもちらほら。
これまでもいろんなGLOCK系チープガンをご紹介してまいりましたけども、今回のコレはなかなか秀逸。持って納得、撃って感心。おそらくチープ「G」史上最高の出来じゃないでしょうか。
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2010年02月08日
チープガンの愉しみ(4)~その遊び方
それにしてもおよそテッポーとしてはあまりに情けない性能のポンコツばかり集めていったいこれからどうすんの、と心配しているのは他ならぬオイラ自身。まともなガスガンや電動ガンならそれこそ競技やサバゲにでも出かけていって活用する機会はいくらでもありますけども、いつ割れるかしれないヤワなスライドをコキながらカタギの競技に出るのはウケ狙いにしても酔狂すぎますし、0.12g弾しか飛ばせないヘッポコばかりなので0.2gのバイオ弾を装填して戦場に赴いても弾道は敵さんの目前で空しくお辞儀をするだけです。ていうかですね、木陰に隠れていてもコキコキしてたら居場所が見つかって集中砲火に遭うのがオチかと。
そんなチープガンでできることといえばせいぜいお座敷シューティング。しかしこのお座敷シューティングこそテッポー遊びの醍醐味じゃはないですか。撃つか撃たれるかといった緊迫感もなく、何秒で的を撃ち尽くさなければといったプレッシャーもなく、1発1発、自分のペースでじっくり撃つことの愉しみはエアコキならではのもの。まして次の弾がどこに飛ぶか知れないチープガンとなるとスリルも満点ですw
そんなお座敷シューティングのエッセンスと、一般的なエアガン競技のスリルをミックスした競技のショーケースとして企画したのがCWC(Cheapgun World Championship)であります。第1回は2008年10月にたった4名(とはいえ中身は濃ゆーい人々)の参加で開催しました。毎年やるつもりでしたが、あまりに忙しくて2009年は開催できず、この調子だと五輪なみに4年に1度になるかもしれませんw
さてそこで行われた競技ですが、基本はゆる~い時間制限の中で規定の弾数を使った的撃ち。何秒で撃つかではなく限られた弾数でどれだけの的を正確に撃つかというものですから、焦ってコキコキする必要もなく、ヤワなチープガンも大事にコッキングできますし、時間に追われることなく1発ずつきちんと狙いを定めて撃つことができます。
上級者にも参加してもらって実際にやってみた感想としては、こういう競技ならキャリアにかかわらずけっこう幅広い層が愉しめるんじゃないかと。よくあるタクティカル競技というのは競技の趣旨や段取りを身につけるだけでも大変な気がしますけど、CWCの競技ならたぶん初めて銃を握るような人でも簡単に理解して臨めると思います。しかも、単純な的撃ちあり、精密射撃あり、タクティカルありですから、上級者でもそれなりに技量が生かせるような仕組みになってますしね。
ただ、この競技もよくできた国産エアコキやガスブローバックでやったのでは趣きも半減してしまいます。危なっかしい中華チープガンで挑むからこそ、よりハラハラドキドキで面白くなるわけですよ。
5回にわたってチープガンの愉しみを綴ってまいりました。おつきあいいただきありがとうございます。
次週からはお待ちかね、暮れに仕入れた逸品たちのご紹介です。
そんなチープガンでできることといえばせいぜいお座敷シューティング。しかしこのお座敷シューティングこそテッポー遊びの醍醐味じゃはないですか。撃つか撃たれるかといった緊迫感もなく、何秒で的を撃ち尽くさなければといったプレッシャーもなく、1発1発、自分のペースでじっくり撃つことの愉しみはエアコキならではのもの。まして次の弾がどこに飛ぶか知れないチープガンとなるとスリルも満点ですw
さてそこで行われた競技ですが、基本はゆる~い時間制限の中で規定の弾数を使った的撃ち。何秒で撃つかではなく限られた弾数でどれだけの的を正確に撃つかというものですから、焦ってコキコキする必要もなく、ヤワなチープガンも大事にコッキングできますし、時間に追われることなく1発ずつきちんと狙いを定めて撃つことができます。
上級者にも参加してもらって実際にやってみた感想としては、こういう競技ならキャリアにかかわらずけっこう幅広い層が愉しめるんじゃないかと。よくあるタクティカル競技というのは競技の趣旨や段取りを身につけるだけでも大変な気がしますけど、CWCの競技ならたぶん初めて銃を握るような人でも簡単に理解して臨めると思います。しかも、単純な的撃ちあり、精密射撃あり、タクティカルありですから、上級者でもそれなりに技量が生かせるような仕組みになってますしね。
ただ、この競技もよくできた国産エアコキやガスブローバックでやったのでは趣きも半減してしまいます。危なっかしい中華チープガンで挑むからこそ、よりハラハラドキドキで面白くなるわけですよ。

次週からはお待ちかね、暮れに仕入れた逸品たちのご紹介です。
2010年02月01日
チープガンの愉しみ(3)~リアルさとは何か
しかしそういう想像上の「リアル」感に対する執着なんて実はオイラの中にこれっぽっちなかったんだということにいつしか気づいたんですね。そもそも実銃を知らないのにリアルもへったくれもないんですよ。カラーリングにはそれなりに愉しみもあったんですけど、むしろ塗れば塗るほどオイラの中ではテッポーがリアリティとはかけ離れたものになっていったのであります。なので過去の作品の数々は今やほとんど車庫の壁に追いやりました。
なぜかっていうとですね、それはかつてもここで書いたことなんですけど、けっきょくオイラにとってテッポーとは火薬の力で凶暴な鉛の弾をはじき出す金属製の実銃なんかではなくて、我が原体験のテッポーとはヒョロヒョロの放物線で石灰の銀弾をパチンとはじくチープな樹脂製のトイガンだったわけですね。今もオイラにとって銃とは人を殺す道具なんかではなく、5m先の的を狙ってプラスチックの弾を飛ばすおもちゃであるわけなんですよ。だから別に無駄な重さなんて必要ないし(むしろ軽い方がいいぐらい)、色やカタチなんてどうでもいい。極端な話をすれば、かっこよければルガーでなくても1911でなくても構わない。チープガンの世界にはたまに身元不明でもかなり秀逸なデザインのものもあります。とはいえルガーや1911よりカッコいいデザインの銃があまりないから、たまたまルガーや1911のコピーが好きなだけのこと。
そういうわけで「リアル」なハイエンドモデルにはめっきり萌えなくなったし、雑誌の類も我がチープガンの特集が組まれた時を最後に永いこと買ってません。強いていえば小物と大物で何挺か興味のある新製品こそあるものの、そんなものに大枚をはたくぐらいなら百円単位のチープでたくさん遊んだ方がずっと楽しそうだと個人的には思ってしまいます。
これをまた夜の街に喩えますってーと・・・現実離れしたバデーとお肌をした銀座のおねーちゃんたちは確かにキレイではあるものの、なぜか彼女らにはヨクボーのかけらも感じなかったりするわけでして。それよりも場末のキャバの、ちょいと二の腕にひっかき傷なんかつけて下っ腹の具合を気にしているようなおねーちゃんたちの方が、遥かにリアリティが感じられてムラムラハァハァします。もしかしたら見てくれとは裏腹にすんごい名器かもしれないし・・・いや、いい女というのは氏素性や見てくれじゃないんですよ。心ですよ、心。そんなふうに思うのはもしかしてオイラだけ?
もちろんたまには銀座で眼の保養もしておかないといけないとは思うんですけどねw
新作公開ラッシュまであと14日。
タグ :チープガン