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2009年03月07日

奇跡の弾道を目指して(1)~モデル選定

奇跡の弾道を目指して(1)~モデル選定 樹脂製バレルのチープガンの弾道をまっすぐにしちゃおうという試みです。前回はこちら
 まず実験用のチープガンを選定します。
 一口に中国製チープガンといっても玉石混交でして、かつてご紹介したXKシリーズのように樹脂製バレルながら5~7m程度までならかなりまっすぐ飛んでくれるテッポーも最近は出始めています。そういうテッポーはバレルもわりとタイトに収まってますし、そのバレル自体も樹脂製にしては比較的精度がいいらしく、特にあちこちいじらなくても、マルイ並みとまではいかないものの韓国製の安いエアコキと比較したらほぼ同等かそれ以上のパワーやグルーピングを見せてくれたりもします(とはいえ、そんなチャンピオン・チープもやっぱタマに変な回転がかかっていることに変わりはなく、7mを超えると一気にグイグイ曲がり始めるんですけど)。
 インスタントラーメンでいうと「中華三昧」みたいなこの手の良質なチープガンは置いときまして、それこそ箸にも棒にもかからない典型的なチープガンこそが今回の実験にはふさわしいと思います。実際、ありあわせのもので試した仮実験で奇跡の弾道を見せてくれたのもそんなザ・チープでありました。
奇跡の弾道を目指して(1)~モデル選定 その典型的なチープガンとして選んだのがコレ。「P31」なるモデルであります。駄菓子問屋で確か400~500円程度。箱の絵にあるようなレーザーなんかもちろんついてません。
中身はなんちゃってハイキャパとS&Wのハーフ。かつてご紹介した「標準」チープガンとほぼ同じ金型から出てきたものと思われますが、実はこのテッポー、2007年の夏にオイラがいちばん最初に手にしたチープガンとほぼ同じ中身であったりします。
 構造はまさに典型的な中華チープガンのそれ。「チャンバー単純固定型」とでも名づけておきましょう。チャンバーとバレルのユニットがトリガーの上あたりで貫き通しの柱数本で固定されているもので、マズルが緩いと発射方向自体が左右どちらかにブレがちです。しかし貫き通しが複数あればまだいい方で、小型のチープガンになるとここを1点で支えていたりもします。
 あえてスペックを語ればパワーは0.12Jほど。かつては標準でも0.2Jぐらいあったんですが、最近はいろいろと世間がやかましいせいか、そうとうパワーを落としています。ともあれ手元にある最新のP31だと0.12g弾で初速は45~47m/secといったところ。0.2g弾だと3mでお辞儀してしまうほど貧弱です。精度はグルーピングなどということを云々するに値しないレベル。えぇ、すべてがフライヤーですw
 どうです。いじり甲斐があるでしょ。
(でも前途多難だなぁ・・・)




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