2008年11月30日
ムンバイの悲劇

関係者の話では、搬送先の病院で弾を摘出し、いったんは集中治療室を出られたものの、血栓ができてしまっていかんともし難かったそうです。海外メディアの記事によれば彼に3発の凶弾を浴びせた銃は「AK-47」だったと。今の今ほど、この銃を呪ったことはありませんよ。
非正規品を含めると世界中に1億挺も流通しているというカラシニコフ。アフリカなどでは30ドル以下で買えるんだとか。初めて銃を扱う人間でも数時間から数日間の講習で100m先のマンターゲットに命中させられるようになるという扱いやすさは、どんな人間も短期間で恐ろしいテロリストに育ててしまいます。それゆえカラシニコフは人類史上最も人を殺した兵器と呼ばれることもあります。
銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ-これは米国の銃規制反対者の論理。確かにそうだと思います。津田さんを殺したのはテロリストであってカラシニコフではありません。
しかし今度ばかりは理屈抜きで、こんなに簡単に扱える銃なんて世の中になけりゃいいのにと真剣に思いました。
津田さんのご冥福をお祈りします。
Posted by こたに大将 at 00:02│Comments(2)
│銃エッセイ
この記事へのコメント
誰かが印パ紛争を引き起こしたいのでしょうかね・・・
Posted by スミス at 2008年11月30日 08:12
スミス師匠
得をするのは武器商人だけである気がしますが・・・
得をするのは武器商人だけである気がしますが・・・
Posted by こたに大将 at 2008年12月01日 22:20