2011年01月22日
「農!」という答。

「農業用エアガン 鳥追いピストル」とあります。説明にいわく、田畑を荒らす害鳥は追ってくる弾や弾の風を切る音、周囲にあたる弾の音で、狙われていることに大きな恐怖感を抱いて次第に寄り付かなくなると。ははぁ。そんな効果があったのですね(鳥そのものを撃てと書いてないのは実に巧みです)。
さてその効果はさておきこの商品。どこかで見た逸品じゃないですか。そうですよ。アレです。2009年の「日本チープガン大将」最優秀ハンドガンにも輝いたあの「P169」であります。
実売価格300円程度ながら、見栄えはいいしグルーピングは5mで2cmという超スグレモノ(ハズレを掴むこともあるようですが)。パワーも0.2Jあって、0.2g弾なら秒速40m台で飛び出していきます。おまけにトリガーはガバタイプの押し込み型。樹脂バレルの中華チープガンとしては最高峰ともいえるモデルじゃないでしょうか。
スペックはともかく、この「農業用」というのは大したアイデアだと思いました。単に箱を刷り替えただけではなく、土に還るBB弾を同梱したわけですね。これなら田畑で撃ちまくっても心配なし。ちゃんと付加価値がついています。ホルスターまでつけて5000円ぐらいの値付けをしても売れたりして。

それにしても、なるほど中華チープガンにも「農業用」という道がありましたか。おもちゃルートで出回らなくなってもホームセンターの農業コーナーで生き残ったりして。オクで見かける限り「付加価値」を乗せたにしてはずいぶん吹っかけた値段になっているようではありますが。
とはいえ捨てる神あれば拾う神ありとでも言いますか。PTAの「No!」に大して「農!」という答を出した業者さんには脱帽です。
Posted by こたに大将 at 16:00│Comments(0)
│銃エッセイ