2007年10月05日
そしてルパンのアレ~エアガン萌え史(4)

いわゆる自動拳銃の代名詞のようなこの名器はなんとナチスの制式拳銃だったそうで、1938年に採用されたことから38の番号がついたとのこと。口径ではなかったんですね。
もともとはいかつい顔のドイツ将校たちが持ち歩いていたわけで、ルパンのイメージとはちとかけ離れているところが興味深いところです。
機能性が無駄を削ぎ落とした美しいフォルムはいかにもドイツ風。合理性を突き詰めれば装飾など施さなくても必ずある種の美しさに向かう。車やカメラなど世界を席巻したこの国の様々な工業製品の中に生きているデザイン思想です。つべこべ言わずグリップを握ってみろ、とでも言いたげな自信がこのカタチからにじみ出てきます。
ただエアガンとなると、あまりにも有名すぎるモデルであるためかエアガン製造メーカーとしてはかなり初期に製品化してそれきりモデルチェンジもしていないため、後々の様々な新開発技術の恩恵を受けていません。たとえば弾にバッグスピンをかけて浮力をつけるホップアップタイプは残念ながらこのモデルにはないのです。

最廉価モデルのため仕上げもおもちゃの域を出ませんが、そこがまたチープガンの醍醐味。ちなみに実銃も民間向けのグリップはプラスチック製だったとか。持った時のバランスの良さにはさすがトップメーカーである東京マルイの「安いものこそ丹念に」というこだわりを感じます。エアガンとしての性能もまずまずで、ホップアップ機構はないものの、少し試し撃ちした限りでは命中精度も悪くなさそう。
何しろ取り回しやすい軽さが魅力。実銃は945gながらエアガンだと500g程度。発射準備のコッキングも軽く、引金もソフトな感触。
男性的なイメージが強い銃たちの中ではどちらかというと女性的なしなやかさも湛えたデザインとこの軽快さは女性でも扱い易いこと請け合い。ガールフレンドをエアガンの世界に引きずり込むには恰好の入門機かもしれません。
男女の営みでは「撃たれる」側の女性ですが、心理学的には相手の男性を通じて自らを抱いているんだとか。ならば潜在意識では撃つ快感もご承知のはず。きっとイキますよ。
人気機種の割に品薄なのか、チープガンの域から外れる高級機種はあちこちで見かけるものの、18歳以上の廉価機種はなかなか入手できず、秋葉原のヨドバシやエチゴヤを渡り歩いたあと新宿のエチゴヤに至ってようやく見つけました。
こいつのホップアップ機構を搭載した廉価モデルが出ると嬉しいですね。
お気軽にメッセージを! 素人同士ならではのお気楽な遊び場を作りましょう。
日本チープガン連盟
Posted by こたに大将 at 00:00│Comments(0)
│エアガン萌え史
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