2007年10月02日
なれそめ~エアガン萌え史(1)

ホビー関係も充実している店で、エアガン関連の品揃えもけっこう豊富。しかしこちらはまったく予備知識ナシ。ガスガン? 電動ガン? 何やらいろいろとある中でとりあえず楽に扱えそうで見栄えのいいものを選びました。もちろん銃に関する知識はルパンⅢ世が「ワルサーP38」、ダーティー・ハリーが「44マグナム」を使っていたことぐらい。たまたま手にしたこのモデルが精密な射撃競技に適した機種であることを知ったのはずっと後のことです。
ともあれ箱を開けばプラスチック製とはいえステンレスを巧みに模した仕上がり。まずはこの質感に感動こそないもののとりあえず感心。しかし何しろこの値段ですからね。いくら18歳以上とは書いてあってもしょせんはガキのおもちゃに毛が生えたようなものだと高をくくっていました。
いつぞやエアガンの規制が厳しくなったとか何とか小耳にはさんだこともあるし、それこそ脳裏に浮かぶのはガキの頃に撃ち合ったあの銀玉鉄砲のイメージ。わかります? パチンという情けない音とともに弾き出されるや、哀しいほど重力に忠実な放物線を描いて10mほど先の地面に転がるアレです。
まぁエアガンなんて洒落た名がついてもしょせん銀玉プラスα? とはいえ至近距離に歩いて近づいても逃げない傍若無人なカラスどもを威嚇して追い払うには十分かと。まさか当たりはしないだろうし。
しかし、エアガン様にあまりにも失礼すぎた勝手な想像は裏庭で最初の弾を撃つまでの話。

え??? なに???
その音は、何というんですか、ピシュンというかバシュンというか、空気を切り裂くような鋭い音で・・・そんなことよりこの弾道ですよ弾道。何なんだこれは!
そのまっすぐで容赦のない航跡は準備不測な眼には残像らしい残像さえ残さず、20mほど先の叢でガサッという音をたてたのでありました。
おぉ・・・
何かにとりつかれたように2発目のコッキング。狩猟本能が目覚めた瞬間。今度は裏庭の先にある、女性のウエストほどの太さ木の幹に狙いを定める。距離はざっと10mか。もったいぶった引き金をひいて・・・発射! と、弾は木の脇をかすめてその先の沢の方へ。
おぉ・・・
何が凄いって、航跡が放物線ではないんですよ。見た目はほぼまっすぐ。後で調べたらこのテのモデルだと初速はざっと秒速約61m。時速換算で219km。おいおい、ちょっと待った。日本最速、横浜ベイスターズのクルーン投手(161km/h)より格段に速いってこと?
これじゃ至近距離で当たったら逝くかも。危険だ。
ちなみにカラスはそうとう賢い鳥だと聞いていましたが、僕が銀色の銃を片手に庭をうろつくようになってからというもの、まったく山荘に近づかなくなりました。まぁ抑止力にはなったと。誤って連中に怪我でもさせなくて済んだのは幸いです。
写真の下のモデルはまたいわくつき。これについては次回。
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日本チープガン連盟
Posted by こたに大将 at 00:00
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