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Posted by ミリタリーブログ at

2010年01月18日

チープガンの愉しみ(1)~この大いなる無駄

 趣味というものがおよそ実益を求めない純粋な愉しみを指すとしたなら、オイラは永く趣味らしい趣味を持っていなかったように思います。それがひょんなことからテッポーに出逢ってはや3年目。本と楽器とPCぐらいしかなかった部屋はいつの間にか黒光りした不気味なおもちゃたちで埋め尽くされました。
 そのほとんどがいわゆるチープガン。中国製の粗悪な模倣品ばかりです。およそ一般的な眼で見ればガラクタ以外の何ものでもありません。こんなものに歓びを見出すとは、酔狂という言葉はオイラのような人間のためにあるのかと。
 1挺あたりの価格はせいぜい300円から500円。中には100円という代物も。それでも200挺は裕に超えてきたであろうこのコレクション、足し込めばまともなエアガンの4挺5挺は買えるほど散財してきました。そういう意味では決してビンボー根性だけで安物買いして集めたものでは決してありません(それもありますけどw)。その証拠にコレクションの中にはこっそりとマルイのハイキャパも忍び込んでいるし、サバゲに参戦するためにスコーピオンの電動とガスも揃えました。レトロな競技用の銃もバックアップ用まで含めて何挺か調達。1挺でチープガン50挺が買えるほど高価な銃もけっこう紛れ込んでいたりします。
 しかしこの世界、この道何十年の諸先輩方はそれぞれに素晴らしいこだわりを持つ方々ばかりで、昨日や今日にテッポーを握り始めたばかりのこのど素人のオイラがいくらカネをかけてそこそこの品を揃えたところでとても相手にはしていただけません。そもそも千軍万馬の諸先輩方と亙り合おうなどということじたい畏れ多い話ですが、少なくとも普通に遊んでいただけるようになるまでには相当な時間がかかりそうだと思いました。
 ましてトイガンの業界はかつての大ブーム・小ブームもいくつか過ぎ去って冬から真冬どころか氷河期に至ろうとするような時期。メーカーの新商品開発意欲もそれほど旺盛ではなさそうな気配。このどうしようもない閉塞感の中でオイラが諸先輩に少しでも追いつくためには、まずガキンチョからやり直すのが一番だと考えました。ガキンチョならどうやってテッポーで遊ぶか。そうです。まずは小銭を握り締めて絶滅寸前の駄菓子屋に走り、風前の灯火のようなチープガンを買い漁る他ないのであります。
 ともあれ今に至るまでには手間もヒマもかかりました。何しろ奥が深いですからね。中国の国土の広さがそのまま中華チープガンの世界の広さと言っても言い過ぎではないでしょう。それはある意味、マルイやWAなど一つのメーカーを追いかけるよりも大変な行程だったかもしれません。
  
タグ :チープガン

Posted by こたに大将 at 00:02Comments(4)銃エッセイ