2009年02月17日
幻のPOCKET NINE(1)

COLT社の「POCKET NINE」といってもトイガンの世界ではあまり話題にのぼらないモデルなのかもしれません。実銃の世界でもかなりカルトな話になってしまうんでしょうか。1999年にたった1年で生産中止になった幻のモデル。月刊GUNの99年8月号には記事があるようですが、ネットについてはGoogleで検索してみても日本語の記述がまったく見当たりません。
コルトのポケットといえばやはりあの25AUTO。英語の文献にしても「COLT POCKET NINE」に関するものは非常に数は少なく、写真こそちらほら見つかるものの、その全容を知るのにはちょっと苦労しました。
ともあれ断片的に見つけた記述を総合すると、
(1)1999年に1年間だけ生産された小型の9mmオート拳銃である。
(2)大きさはワルサーPPKとほぼ同じである。
(3)Kahr社の特許を侵害したため生産中止に追い込まれた。
(4)リコイルが非常に軽い。
(5)フレームがアルミ製なので482g(17オンス)という軽さ。
というテッポー。
まぁ実銃の中身はどうあれ、カタチとしてけっこう魅力的だと思いませんか。小さいのにtacticalな雰囲気たっぷりだし。コンパク党にはたまらない一挺だと思いますけどね。
そこそこスタイリッシュだし、幻のモデルとなればそれこそトイガンの世界でこそ復刻されてしかるべきなんですが、何しろ大人の事情で生産中止になったこともあり、COLT社にとっては葬り去りたい過去であるためにライセンスなんかするはずもありません。だから僕が知る限り大手のトイガンメーカーではモデルアップされていないと思いますし、今後も出てくる見込みはないと思われます。
もしモデルアップされる可能性があるとすればルール無用の中国でしょうか。
でもまさか。こんなマニアックなテッポーですし。
ただ、そのまさかが本当になってしまうのが中国の奥深さだったりします。
えぇ。見つけちゃいました。
(明日へ続く)